藤沢市と(株)Blue Lab(本社/東京都港区)は先月15日から、ふるさと納税を活用し、地域住民が身近な公共サービスを改善するために、使い道を指定して寄付できるサービス「じゅーWil(仮称)」の実証実験を開始した。募集期間は来年1月6日(月)まで。
対象は辻堂新町にある市立高山保育園の遊具。開園から40年以上が経過し、遊具のリニューアルは順次進んでいるが、老朽化によって利用を控えなければならない遊具もあるという。2者は同園の保護者や職員などからの要望を受け、新遊具の設置を目指す。
20万円以上50万円未満で簡易すべり台、50万円以上100万円未満で中型すべり台、100万円以上で大型すべり台というように、寄付額に応じた遊具を購入。設置は3月末。余った寄付金は、市のまちづくり施策全般に活用される。
寄付は1千円から可能。市民が自身の住む自治体に寄付することはできるが、総務省の規則で返礼品はない。しかし、「近隣の保育園に新しい遊具を設置する」という具体的なプロジェクトに共感し、寄付した人にとっては、自分が支払う税金の使い道を指定できる意味合いがある。
寄付はふるさと納税サイト「さとふる」から。
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