藤沢駅北口の商店街「藤沢銀座土曜会」(和田庄治理事長)で2月1日(土)、人気行事「あんどん物語」が復活する。近隣の子どもたちが思い思いの絵を描いたあんどんが、商店街を幻想的に照らし出す。コロナ禍以降は実施されなかったが、今回は夏から冬に時季をずらし、5年ぶりの開催となる。
過去に2度、ギネス世界記録に認定された「世界一大きい金魚すくい」とともに、夏の風物詩として20年以上地域に親しまれてきた「あんどん物語」。これまで企画を取りまとめてきた前任者の逝去やコロナ禍により存続が困難となり、2020年以降、廃止されていた。
今回の開催にあたっては、コロナ禍で親子がまちに出るきっかけとなるようなイベントが減少したことを受け、同会副理事を務める木村康直さん(48)と廣田豊さん(44)が中心となり、「子どもたちの作品をまちに掲示する機会を取り戻したい」と復活を決意。行政や地元事業者、学校との打ち合わせ、機材の手配など以前の流れを調べながら、約1年間の準備期間をかけて再開にこぎつけた。和田理事長は「訪れるお客さんによって、求められる商店街のコンテンツは変わってくる。たくさんの方々に見に来ていただければ」と来場を呼び掛けている。
開催期間中は、ファミリーマート藤沢駅北口店から南仲通り交差点までおよそ400m間の両歩道に、250個のあんどんが飾られる。あんどんには鵠沼、大道、本町、藤沢小学校の児童約500人がそれぞれの「年末年始の思い出」を描いた絵と、地元商店や協賛事業者のロゴマークの明かりを灯す。
「温もり感じて」
開催時期の変更について廣田さんは「夏よりも日没が早く、より長い時間点灯できる。親子で見に来てもらいやすいのでは」と説明。また木村さんは「冬の飾り付けといえば、クリスマスやイルミネーションを思い浮かべる人も多く、あんどんの点灯は珍しいと思う」とした上で、「親子で商店街をぐるっと回りながら、あんどんと絵を見てほしい。寒い時季だからこそ、温かみのあるあんどんの明かりに癒されてもらえれば」と話した。
点灯期間は28日(金)まで、時間は日没から午後11時まで。
問い合わせは銀座土曜会協同組合【電話】0466・22・6850。
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