藤沢翔陵高校の生徒らが12日、片瀬漁港市民交流広場のブロンズ像『海の詩』を磨いた。
市アートスペースが主催する「まちの彫刻ピカピカプロジェクト」の一環。市民や学校と協働して、市内の屋外彫刻のメンテナンス作業を行いながら、作品や作者についての理解を深めていく目的で行われている。
当日は雨の中、講師を務めた「彫刻みまもり隊みつばち」代表の高嶋直人さんの指導のもと、銅像を磨きながら質感を確認した後、高圧洗浄や洗剤とブラシを使用し、水をかけて作品のきめ細やかな輪郭を鑑賞。作業の中で作品に触れることに「楽しい」という声が漏れ出た。
自ら志望して参加した生徒の一人は「自分で掃除してみることで、いろんな部分で作り込まれていることがよくわかった。普段公園で見かける銅像にもこれから気をかけていきたい」と感想を述べた。
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