食料資源のひっ迫が懸念される中、新たな選択肢として国内外から注目を集める細胞培養食品。村岡東の湘南アイパークに入居するインテグリカルチャー(株)と協賛企業は先ごろ、アヒル肝臓由来の細胞培養食品、いわゆる培養肉の市場進出を目指す「クラフトエッセン協議会」を設立した。昨夏整備した生産ラインでレストランメニューや加工食品を開発。官能評価会も催し、約30人の関係者が試作品の味や香り、舌触り、後味などを評価し、今後の参考にした。
レストランメニューでは柑橘を切り抜き、原料全体の30%ほど使用した細胞培養食品に、豆乳クリームを合わせた甘酸っぱい料理など4品、加工食品では細胞培養食品を約80%使い、味を調えたレバーペースト風のものなど3品を開発。官能評価会の参加者からは「独特なクリーミー感は濃厚でワインと共に食したい」「デザートやお菓子の中に旨味を感じるような今までにない感覚を楽しめる」といったコメントが寄せられた。メニューを手掛けたシェフと評価者との交流もあり、今後の方向性などについて活発に意見を交わした。
同協議会の設立総会で、会長に就任した東京女子医科大学先端生命医科学研究所教授の清水達也さんは「日本でもようやく細胞培養食品の開発が進み、社会受容を検討するフェイズにきた。普及に向け、関係団体らと協力していきたい」と抱負を語った。
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