藤沢市は2月1日(火)から、住民基本台帳カード(住基カード)を使い、住民票の写しと印鑑証明書を全国のセブンイレブンで取得できるサービスを神奈川県内で初めて開始する。取得できる店舗は市内41店舗、全国では約1万3000店舗となる。
これまでは住民票の写しと印鑑証明書を得るためには市役所の窓口で手続き、もしくは窓口に設置してある「証明書自動交付機」を使う必要があり、来庁しなければ取得できなかった。
今回のシステムの導入には2010年度9月議会の補正予算で約1600万円を計上。10年度中に導入すると、同システムを推進する総務省の外郭団体「地方自治情報センター」から助成があり、市には約700万円の補助が出たという。
県内で初の導入に市民自治部市民窓口センターは「先にこのサービスを実施している千葉県市川市などにも聞き取りをしたが、特にトラブルなどは聞いていない。助成のこともあり、早めに手を挙げた」と話す。県内では座間市が10年度中に同システムの導入を予定。
住基カード普及率は11・27%
市では住基カードを03年8月に導入。10年12月末現在で4万5927枚、外国人などを除いた「住基人口」40万7644人中で普及率は11・27%。同部によると「県内でも高水準」という。発行枚数は07年12月末時点で7528枚にとどまっていたが、同時期から09年3月まで交付手数料(500円)の無料期間を設けた結果、普及率が大きく上昇した。
各証明書のコンビニ取得には暗証番号を登録した住基カードが必要。セブンイレブン店内にあるマルチコピー機を案内に従って操作、住基カードをかざして暗証番号を入力すると発行が受けられる。費用は1枚につき300円。市役所、市民センターで取得の場合と同額だが、その内120円はセブンイレブンに手数料などとして支払われる。
暗証番号は市民窓口センター(市役所新館1階)で登録することができる。コンビニで証明書を取得できるのは毎日午前6時半から午後11時(年末年始除く)。
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