先月開催された「第64回全国高等学校バスケットボール選手権大会神奈川県予選」で、湘南工科大学附属高校の男子バスケットボール部(横山秀夫監督/部員数40人)が4年ぶりに優勝し、インターハイ出場を決めた。
神奈川県予選の決勝リーグには、同校の他に、厚木東、東海大相模、法政二が駒を進めた。総当たり戦となる決勝リーグでは、初戦の法政二を87対48の大差で破ると、続く東海大相模戦では、前半に15点のリードを奪われるなど苦戦を強いられた。「初戦を勝ったことで、油断が生まれてしまった」と横山監督は振り返る。しかし後半に入ると気持ちを切り替え「普段通り」のプレーに徹し、残り2分を切ったところで逆転に成功。同校以外は1勝1敗で並んでいたため、最後の厚木東戦を前にインターハイ出場を決めた。
チームをまとめる河野弘樹キャプテン(3年)は「(新チームになって)県内で負けたことがなかったので、プレッシャーはあった。1、2年生のときに先輩たちがインターハイに行けなかったので、その悔しさもバネになって勝てたと思う」と喜びを噛み締めた。
目の前の相手を倒す
インターハイは、7月28日(木)から8月2日(火)まで、秋田県能代市で開催される。初戦の相手は福岡大学附属大濠(おおほり)高校(福岡県)。4年前に出場したインターハイの3回戦で敗北を喫したチームだ。「嫌なイメージはある」と横山監督。しかし「全国レベルのチームとの対戦は、いつもの試合とは全く違う。勝ち負けも重要だが、インターハイの雰囲気を味わってほしい」と選手たちを激励した。
同部は、15人の3年生を中心にまとまりのあるチーム。「ディフェンスから速攻につなげる」プレーがチームカラーだ。ポイントゲッターでセンターの沼田凌選手(3年)を中心に点数を稼ぐ。「ハイポストからの攻めが得意」と自信をのぞかせる一方で、「190cmはセンターでは小さい方。相手にリバウンドを取られないようにもっと練習したい」と気を引き締めた。
インターハイへ向け、河野キャプテンは「チームは全体的に背が低いので、走ることを意識してやりたい。ディフェンスをしっかりして得点につなげる。上を見ずに、一つひとつ前の相手を倒すこと」と冷静に闘志を燃やした。
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