総務省が先月30日に発表した「住民基本台帳人口移動報告」の2011年結果によると、藤沢市の人口移動は転入超過3796人となり神奈川県で1位となった。全国でみると、昨年の10位から7位に順位を上げている。
藤沢市の2010年から11年にかけての転入超過数は、877人増。県全体も転入超過ではあるが、転入者数は21万631人で昨年から5273人下回り、4年連続で減少した。一方、藤沢市は1950年から2009年までで転入数が転出数を下回ったのは3度のみ(藤沢市統計年報)。
64年ごろから藤沢市への転入数は、軒並み2万人を超えている。
雇用拡大交通利便性が一因
全国の市町村のうち、7割が転出超過。藤沢市は、武田薬品工業の大規模な新研究所や、大型商業施設であるテラスモール湘南が完成し、雇用規模が拡大している。
藤沢市とほぼ同規模の人口数、世帯数である横須賀市が08年に作成した「横須賀市と藤沢市の人口増減要因の比較に関する資料」によると、人口動向が自然減、社会減の横須賀市に対し、藤沢市は自然増、社会増となっている。
また、同資料では都心への交通利便性に着目。藤沢市内から新宿駅へのアクセスは、湘南新宿ラインが通るJR2駅に加え、藤沢駅を含む小田急線9駅を利用でき、「藤沢駅以外を利用する市民にとっても、通学や通勤などに際した都心への交通利便性が高く、人口増加の要因になっている可能性がある」と考察した。
2年前に東京都から転入してきた、3人家族は藤沢市に移り住んだ理由を「湘南に憧れ、海が近かったから」とし「子育てしやすく、都心へのアクセスも良いので住みやすい」と話した。
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