任期満了に伴う藤沢市長選挙の投開票が12日に行われ、即日開票の結果、新人で元神奈川県議会議員の鈴木恒夫氏(62)が5万1876票を獲得、三つ巴の戦いを制して初当選を果たした。投票率は35・08%で、2008年の前回市長選挙を1・17ポイント下回る、低い投票率に終わった。
今回の市長選にはいずれも無所属で元県議の鈴木氏、現市長の海老根靖典氏(56)、新人で元藤沢市議会議員の三野由美子氏(46)が出馬。今月5日の告示以降、市内各地で選挙戦を繰り広げてきた。
当日は午後9時過ぎから、秋葉台文化体育館で市内74の投票所から集められた投票用紙の開票作業が行われた。
午後10時25分頃に当選確実が伝えられると、鈴木氏の選挙事務所には歓喜の輪が広がった。支持者らを前に鈴木氏は「みんなで掴んだ勝利。藤沢市民の良識が勝(まさ)った。これからが真価が発揮されるとき。まずは信頼を回復していきたい。公約を守り『藤沢再生』を目指して頑張りたい」と抱負を語った。
鈴木氏は藤沢市藤沢出身。大道小、藤ヶ岡中、平塚江南高校、早稲田大学卒業後、民間企業に勤め、1979年に藤沢市議に初当選。市議を4期務め、県議5期目の任期中だった昨年11月、藤沢市長選に出馬表明した。
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