「愛するふるさとを再生したい」と、神奈川県議会議員を辞職して出馬した鈴木恒夫氏が5万1876票を獲得して初当選を果たした藤沢市長選挙。
鈴木氏は法とモラルを守る健全な市政を取り戻すことを掲げ、市長退職金の見直し、市役所総人件費を4年以内で5%カット、土地開発公社の見直しなどの改革を訴え、幅広い支持を得て、勝利した。
海老根靖典氏は4年前に掲げた107項目のマニフェストの市民評価による「達成率78%」の実績を強調、新たに48項目のマニフェストを掲げるも4万944票、鈴木氏に1万932票差で苦汁を飲んだ。
海老根氏は支持者らを前に「私の力のなさ、至らなさ。敗れはしたが悔いはない。いい選挙戦ができたと思う」と述べ、深々と頭を下げた。
三野由美子氏は市議会議員として9年間訴えてきた二重行政、隠れ負債の解消、行政のコンプライアンス改善を柱に、市の抱える問題の早期軌道修正などを訴えるも2万2320票、女性市長誕生はならなかった。
三野氏は「全力で頑張ったが力が足りなかった」と語り、市民の反応は良かったとしながらも「出馬の表明の時期が遅かったのも原因の一つ」と話した。
投票率は2008年の前回選挙を1・17ポイント下回る35・08%、当日有権者数は33万1276人、21万人以上の有権者が棄権したことになる。
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