藤沢市津波対策避難訓練が7日、鵠沼、片瀬、辻堂地区の住民と海岸地域に滞在している観光客を対象に行われた。これは相模湾沖でM8・5の大地震が発生し、第二波以降で最大10・7mの津波が市沿岸部に押し寄せることを想定、10分間で高台まで避難できるかを調べるために実施されたもの。海岸地域ではライフセーバーの指示に従ってサーファーたちが一旦海から上がり、海岸護岸までの避難を行った。
訓練では、3Km先まで音が届く高性能スピーカーなどを使用。午前9時に防災行政無線により「訓練、訓練。大津波警報が発令されました。海岸付近の方は高台に避難してください」との放送が流れると、参加者は次々に避難を開始した。
鵠沼海岸では、湘南海岸公園サーフビレッジ東側に7月1日に設置された「津波避難タワー」に、海岸でレジャーを楽しんでいた観光客らが避難する姿が見られた。
海岸でビーチバレーを楽しんでいた女性は「こうした訓練は初めてだったが、良い経験になった。防災意識が高まるきっかけになると思う」と話した。
訓練の後にはアンケートが実施され、「防災無線が聞こえたか」「10分間で高台に避難できたか」「危険箇所はあったか」などの項目を集計。市では今後の防災計画の参考にしていくとした。
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