慶大生2人が最優秀賞 「ネット選挙」解禁動画で
総務省が実施したインターネット選挙運動の啓発動画コンテストの結果が、7月1日に発表された。藤沢市内在住で慶応大学に通う佐藤久太さん(法学部4年)と初鹿(はつしか)敏也さん(総合政策学部3年)の2人が、初鹿久太の名前で制作した作品「ネットから、未来の日本へ。」が最優秀賞(総務大臣賞)に輝いた。
これは、公職選挙法の一部改正により、今回の参院選からインターネットを使った選挙運動が解禁されるのを受けて総務省が実施したもの。応募総数は104作品。佐藤さんと初鹿さんの作品は、大学教授やタレントなど5人の審査員による一次審査を経た後、一般投票で約1万5000票の最多得票を集め、8作品から最優秀賞に選ばれた。
制作では、初鹿さんが主にコンセプト決めなどのプランナーを担当。佐藤さんは、撮影やCG制作など映像作成にあたった。60秒の作品では「日本の未来…」とネットで検索するシーンから始まり、実際に投票するまでが歯切れ良く表現。「ネットというバーチャルの世界から、日本のリアルの世界が変わる感じを等身大で表現したかった」と初鹿さん。投票カードを赤色にしたのは、「日本の未来」へ警鐘を鳴らす意味が込められている。
審査員からは「サイト画像や動画、CGを駆使して、ネットの役割を正面から伝えた正攻法の作品」「未来とは?という問いかけに始まり、日本の未来と向き合って行こうというメッセージ性が見事」と評価された。
受賞を受けて2人は、「時間が無くて大変だったが、プロモーションビデオ的なテンポの良い作品に仕上がった。この受賞をきっかけに、今後の制作活動につなげていきたい」と喜びを語った。作品は総務省のHPから閲覧することができる。
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