藤沢市は8月27日、「中学校給食実施にあたっての基本方針」を決定し、2014年度から市内の中学校2校で、デリバリー給食と弁当の選択制を試行することを発表した。
これは「藤沢市中学校給食検討委員会」の結果を踏まえたもの。中学生保護者の66・7%が給食方式を希望しており、市では検討を重ねてきた。
食物アレルギーの生徒への配慮や、配膳や片付けにかかる時間、財政面の負担など様々な課題を踏まえ、民間業者が調理するデリバリー方式の給食と、弁当持参の選択制を実施することとなった。
給食は学校給食摂取基準に基づき、栄養士が1カ月分の献立を作成。食材の発注は、添加物や農薬、放射能などに配慮し、栄養士が指定する。生徒は献立から希望する日を選び、申込む仕組みになるという。市では1食300円程度を想定。前金で払った額に応じて予約できるシステムを導入する予定だ。
試行される2校の選定は10月に行われる。配膳室を整備することが条件で、空き教室などを利用するという。2014年2月ごろ、何食調理できるかや衛生基準をクリアしているかなど条件を設け、プロポーザルで業者を決定する。試行開始は同年11月を予定している。今後、市内の全中学校で実施されるかどうかは、試行中学での利用者数などを見ながら検討していく。
なお神奈川県内では既に、相模原市、海老名市、愛川町で導入されており、藤沢市が4事例目となる。
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