ティッシュ箱で石巻応援 海さくら 12日にイベント
江の島で清掃活動を行うボランティア団体「海さくら」(古澤純一郎代表)が、河野製紙(株)(高知県)とタッグ。10月12日(土)には片瀬海岸でのゴミ拾い後、無地のティッシュ箱100個に応援メッセージやイラストを描いて宮城県石巻市に贈るイベントを開催する。
石巻で主催イベントも
江の島にタツノオトシゴを呼び戻そうと、2005年から毎月1回、片瀬海岸周辺で清掃活動を続ける「海さくら」。被災地の支援も積極的に行っており、10月12日(土)には、恒例のゴミ拾いの後、石巻に贈る無地のティッシュ箱100個に、参加者が自由にデザインやメッセージを描くイベントを企画した。
代表・古澤純一郎さん(38)は、震災の2カ月後から、活動を通じて縁があった石巻での支援をスタート。2年半が経過し、支援の形も変わり、風化しつつあるが、「忘れてはいけない」と伝えたかったという。「長期的な活動を続ける私たちを見て、もう一度被災地について考えてみたり、何かやってみようと思うきっかけになれば」と語る。
デザイン入りのティッシュ箱を贈るアイデアは、子どもや被災地に行けない人でも気軽に参加できる支援として有効だと考えたから。また、「押し付けがましくない支援がしたくて」と古澤さん。ティッシュはどんな家庭にもありながら、使い終えたら役目を終える。「そんな身近さと気軽さが良い。ふとした時に見て、遠い江の島にも被災地を思っている人がたくさんいるよって伝われば嬉しい」。
イベントは午前10時から11時半まで。集合場所は江の島弁天橋スロープ付近。ゴミ拾いに参加した人が対象(無料)。
26日に湊祭り
ティッシュ箱は、10月26日(土)に石巻市湊町で行われる海さくら主催の「石巻ミニミニ湊祭り」でプレゼントする。
震災前は約100世帯が暮らしていた湊町だが、10世帯しか戻ってきていないのが現状だという。「湊町に根付くような祭りを行うことで、仮設住宅などでバラバラになった人が顔を合わせるきっかけになれば」。輪投げや射的、ソースせんべい、水風船など、子どもに向けた催しのほか、屋台などを出す予定だ。
活動の詳細は、【URL】http://www.umisakura.com/へ。
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