日本商工会議所青年部の「第34回関東ブロック大会かながわ藤沢大会」実行委員長を務める 服部 信介さん (有)服部商店取締役 42歳
みんなの笑顔のために
○…大会が開かれる10月25日、関東ブロックに属する約80の商工会議所青年部から2千人以上が藤沢に訪れる。「”湘南”ではなく”藤沢”をアピールしたい」。江の島散策や先進的なサスティナブルスマートタウンの見学、藤沢を拠点に成功した事業者の話など藤沢の青年部60人が趣向を凝らした企画を多数用意した。「それぞれが地元に帰った時に、藤沢での出会いを活用してもらえれば」
○…開催地に名乗りを上げるか否か―。3年前、その話し合いの場で2人が反対した。「実は反対した1人だった」と明かす。それでも25歳の頃から年上のメンバーに混ざって青年部の活動をしてきた実績などを買われ、実行委員長に推された。「最後はお酒の力で口説かれた」と苦笑い。歴代の実行委員長からは「とにかく大変」と言われたが、やるからには「辛いことはせず、楽しく一生懸命やろう」と、準備を進める仲間たちの元への顔出しはもちろん、関東ブロック内の市町村隅々に出向き、藤沢をアピールした。各地で交換した名刺は800枚。「市内にいるだけでは出会うことがなかった。縁に恵まれたと思う」
○…市内立石に拠点を置き、廃棄物の回収・処理を行う(有)服部商店。経営者は実父だが、25歳の時、父には内緒で履歴書を持参し、一般社員と同様に試験を受けて入社した。取締役に就いた今でも「まだまだ現場、最前線」。営業を中心に「お客様第一」をモットーに市内を飛び回っている。
○…小・中学生2人の息子の父。「月に1、2回家族揃って庭でバーベキューをするのが趣味」というが、実行委員長の重責を担う今はなかなかその時間もとれない。大会が終わったら「まずは家族4人で晩ご飯を食べたい」と話す。「中小企業は縁の下の力持ち。大会を通して少しでも地域の人に理解をしてもらい、みんなの笑顔が見られれば」。家族へ、仲間へ、地域へ―感謝の思いを胸に大会成功に向けて、奔走する。
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