4月3日(金)告示、12日(日)に投開票が行われる神奈川県議会議員選挙。5つの議席を争う藤沢市選挙区では、10氏が名乗りをあげている。2011年前回選挙の9氏を上回る、現職4氏と新人6氏の激しい選挙戦が予想される。(3月10日起稿)
立候補を表明している現職は国松誠氏(53・自民党・2期)、齋藤健夫氏(46・民主党・3期)、塩坂源一郎氏(51・無所属・2期)、渡辺均氏(56・公明党・3期)の4氏。新人では2014年の衆院選にも出馬した甘粕和彦氏(32・次世代の党)、現市議会議員の市川和広氏(43・自民党)と加藤なを子氏(56・日本共産党)、小林伸吾氏(37・維新の党)、元市議会議員の原田建氏(50・無所属)、現市議会議員の松長泰幸氏(46・自民党)の6氏が名乗りをあげた。
各氏の訴えは
国松氏は「特区を活用した地域産業の掘り起こし、近隣自治体との広域行政推進による行政の効率化、ユニバーサルデザインのまちづくりに取り組む」と語る。
4期目を目指す齋藤氏は「医療・健康政策と産業政策との融合により、神奈川らしい命を大切にする取り組みを一層加速させていきたい」と話している。
塩坂氏は「防災や減災など、安全・安心な神奈川を創っていきたい。子どもたちが笑顔で暮らせる神奈川を実現するために全力で取り組む」と語った。
渡辺氏は「がん対策の更なる推進や新たな検診方法の確立、先進医療や緩和ケアの普及、津波対策、自然災害対策や地域活性化施策の推進に力を入れる」とした。
甘粕氏は「地震やテロなどの有事の場合への備え。また、様々な事情のある子どもにも等しく教育の機会を提供し、地域愛、郷土愛を育む内容にしたい」。
市川氏は「2025年問題を見据え、現場の声、藤沢市民皆さんの声を聞きながら、政策提案あるいは、諸問題の解決に向けた取り組みを行う」と話す。
加藤氏は子育て支援策に重点を置き、「認可保育園の新設、中学校3年生までの医療費の無料化に取り組む。少人数学級を中学生まで実現させたい」と述べた。
小林氏は「首長報酬3割削減・退職金ゼロ、議員定数・議員報酬3割削減、企業団体献金の受け取り全面禁止など、身を切る改革で新たな財源を生み出す」。
元市議の原田氏は「未来を担う若い世代が自分たちの手で政治を動かすことができるよう、県の持つ権限を市町村へ大胆に委譲させたい」と訴える。
松長氏は「津波や台風などの防災対策、快速アクティーの辻堂停車への働きかけ。東京五輪のヨット競技江の島誘致などに取り組んでいきたい」と語る。
2011年の前回選挙には定数5に対して9氏が出馬。投票率は41・43%で07年の前々回を2・08ポイント下回った。
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