地元有志らで構成される「辻堂駅開設100周年事業実行委員会」(山田榮委員長)は4月1日から、発車ベルに「浜辺の歌」を導入するための署名活動を開始した。
辻堂駅は国内初の地元請願駅として誕生し、2016年12月1日に開設100周年を迎える。同実行員会は節目に合わせた記念事業の一環として、駅発車ベルへの「浜辺の歌」採用を目指して働きかけを行う。
日本の代表的な唱歌の一つとされる「浜辺の歌」は、作詞家の故・林古渓氏が幼少期に辻堂東海岸付近の浜辺を歩いた記憶を歌ったとされているもの。実行委員会では「全国的にも有名な『浜辺の歌』が辻堂を歌ったものと知らない人も多く、もっと活用して広めたい」と、実行委員会立ち上げ以前からメンバーの中で構想が持ち上がっていた。
目標署名数は2万人で、100周年を迎える12月1日から発車ベルへの採用を目指す。現在は報道や行政などの関係機関への広報活動を中心に展開し、今後は5月と10月の四季祭りや8月の辻堂ファイト祭りなど、駅周辺で開かれるイベントを中心に署名活動を行い、駅前での街頭署名も実施していきたいという。
同委員会本部の永井洋一副本部長は「漁師町だった辻堂の雰囲気が伝わり、地元の人なら共感できるところが多いこの歌。辻堂を知るためにまずは歌を知ってもらい、地元愛を育むきっかけづくりにしたい。ぜひ、署名にご協力を」と呼び掛ける。
今後は、15年11月29日(日)にカウントダウン事業開始、16年11月26日(土)と27日(日)に駅周辺で記念式典やパレードなどのイベントの開催を予定している。
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