あいさつする今井校長
鵠沼藤が谷にある鵠沼高校（今井正男校長）が今年創立90周年を迎え、９月29日に藤沢市民会館大ホールで創立90周年記念式典を開いた。
式典には生徒や教職員、保護者らが参加。マーチングバンド部の演奏で幕があけると、今井校長が「90周年と一言で言えても、歴史の重みは一言では語れない。地域と学校の信頼関係の構築と努力、教諭や生徒への感謝の念があって実現したもの。１００周年に向け、一歩一歩着実に歩んでいきたい」とあいさつした。
その後、ベストセラー「私が一番受けたいココロの授業」の著者で、上田情報ビジネス専門学校副校長の比田井和孝さんが「我武者羅應援團に学ぶ人生の生き方」を題に講演。幸せになるための心のあり方などについて軽快に語り、生徒たちを引き込んだ。さらにＮＨＫ紅白歌合戦などにも出演した「我武者羅應援團」が登場。気合の入った応援で生徒たちの背中を後押しした。
90年のあゆみ
同校は１９２５（大正14）年４月に「家政女塾」として平塚町（現・平塚市）で創立。１９４５年に空襲で校舎を焼失し、藤嶺学園に移管されて藤沢市遊行寺の仮教場に移った。創立35年の節目を終えた１９６１年に校名を「鵠沼女子高等学校」に変更。２００４年には校名を「鵠沼高等学校」に改め、男女共学となった。
今後は、長く続く生徒減少期への対策と１００周年に向けて、校舎の全面新築や教育改革などで学校力を備えたい考えだ。
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