市立鵠沼中学校(鈴木茂和校長)のサッカー部が、8月19日に開幕した第48回全国中学校サッカー大会に県代表として出場。初めての全国の舞台でベスト16入りを果たした。
関東準優勝で全国へ
同チームは今年、冬と夏の県大会を連覇。県を制して出場した夏の関東大会でも準優勝の高成績を収め、全国大会の切符を手にした。夏の県大会では、初戦の桐蔭学園中学戦にPK勝ち、関東大会では2回戦の東海大菅生中学戦を延長の末、2対1で勝ったことがそれぞれの大会で波に乗ることができた要因という。
初戦で近畿の強豪撃破
32チームが参加して熊本県で開催された全国大会では、初戦で近畿地区を1位で突破してきた近畿大学附属中学校と対戦。立ち上がりはそれほどスムーズでもなかったが、先制点がとれたことが大きく、3対2と接戦を制して勝利。強豪を破り全国大会で初の1勝をあげた。中村京平監督によれば、相手の情報を事前に得ることができたことも勝利につながったという。
ベスト16で涙
ベスト16で迎えた次戦の北海道代表の北斗市立上磯中学校戦では、互いに打ち合う展開に。身長の高い選手が揃う大型チームに対して常に先行。一時は2点のリードを奪ったが、長いボールをどんどん前線に放り込む戦術がとられ、堪えられずに追いつかれ4対4の同点で延長戦に突入した。5分ハーフの延長戦でも決着がつかず、勝負の行方はPK戦に。息詰まるプレッシャーの中、キッカーは全力を尽くしたが、3対4で敗れ、初の全国の舞台はタイムアップを迎えた。
経験を次のステップへ
チームのエースナンバーである11番を背負うキャプテンの片山楓人さん(3年)は「先制点がとれたことは良かった。みんなが本当に頑張ってくれた。ただ力勝負に持ち込まれて負けたことは本当にくやしい」と初の全国大会を振り返った。
中村京平監督は「このチームは豊富な運動量が特徴。選手には本当に良い経験になったと思う。この経験をそのままで終わらせずに次のステップでも生かし頑張ってほしい」と話した。
全国大会に出場した選手は以下の通り(敬称略)。
木村葉一、織原効生、内山立基、稲葉悠斗、杉本蓮、大森賢、塚本翔、井上周、櫛田陸、片山楓人、岩田哲汰、井東佑輔、竹田詞音、川村翔樹、城拓磨、竹内空、高橋虎之介、莊司慈英
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