5代目となる「藤沢マイスター」が10月26日に発表され、遠藤で茶の製造・販売を手掛ける(株)茶来未の茶師・佐々木健さん(46)が選ばれた。今回は5人の応募があり、認定されたのは佐々木さん1人のみ。
6反の畑で茶の栽培を行う佐々木さんは、芽や茎など、茶の部位ごとの味わいを最大限に生かす独自の焙煎技術「十二微細分類製茶法」を考案。その技術によって2009年と13年には「世界緑茶コンテストで最高金賞」を受賞している。そのほか、親子参加型の製茶体験や自社工場の見学ツアーなどを行い、作り手と消費者をつなぐ伝道師として、日本茶の魅力を積極的に発信してきた。また、藤沢産の果物をブレンドしたフレーバーティーや、「未病」をテーマとした漢方茶など、食・農・健康への幅広い知識と手法を駆使した新商品開発にも取り組んでいる。
市役所で行われた認定式では鈴木恒夫市長から認定証が手渡され、歴代マイスターから祝福の言葉が贈られた。佐々木さんは「これまでやってきたことや技術が評価されて嬉しい。支えてくれた皆様へ感謝しつつ、茶師という職業や、日本茶の文化・伝統を後世に伝えていくために邁進していきたい。今後は、歴代のマイスターと手を取り合いながら、藤沢市の経済と市民の幸せのために、この技術を生かしていきたい」と決意を新たにした。
藤沢マイスターは極めて優れた技能・技術を有し、市民生活や産業の発展を支える技能者・技術者に市が贈る最高峰の称号。制度開始の13年度から計9人のマイスターが誕生している。
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