2017年度神奈川県優良小売店舗表彰の表彰式が11月24日、県庁舎で行われ、湘南台西口の「湘南菊華大飯店(張超代表取締役社長/湘南台2の5の11ウエストプラザ2階)」に県知事及び県商工会議所連合会会頭連盟表彰が贈られた。
この表彰は、県内の中小小売業や飲食店のうち、真心を尽くしたサービスと味や技が自慢の店舗を対象に毎年行われているもの。市内では同店が唯一選ばれた。
同店は1997年に創業。中国から来日して経営を学んでいた張超社長が湘南台はこれから発展が期待できる地として目をつけ、上海料理の店をオープンさせたのが始まりだ。
本格中華レストランとして、麺や点心、菓子類まですべて手作りにこだわり、駅から近いという立地のほか、100人単位の宴会にも対応し、地域の会合や会議などにも利用されている。リーズナブルな価格にも関わらず本格的な味が楽しめる店として、ファミリーを中心にサラリーマンなどからも評判を呼ぶようになったという。
その後、同店隣にオーダー式バイキングの菊華飲茶館、近くに菊華食品館、スーパー「ビッグパワー」内に菊華惣菜館を出店。現在湘南台に4店舗をもち、横浜市泉区など市外から訪れる人も多いという。
また、ほとんどの従業員が中国人でありながら、地域の嗜好などを考慮しながら、四川麻婆など日本人に合う料理を開発してきたこと。かながわ子育て応援パスポート協力店として子育て支援をはじめ、地域の人を対象にした料理教室(年4回)や中国語会話サロン(週2回)の開催、藤沢を訪れた中国人のために通訳を頼まれるなど、地域に積極的に関わっていることも評価につながった。
この受賞に対して張超社長は「この地にお店を構えて20年。節目の年にこのような賞をいただいて本当に嬉しい。すべて皆様のおかげと感謝しております」と話した。
今後については培った伝統の味を守っていくことはもちろん、昨年には横浜のモザイクモール港北都筑阪急内のフードコートに出店するなど、新しいこと、新しいお店の出店にも挑戦していきたいという。さらに同店では利用者への還元イベントなども考えていきたいとした。
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