新江ノ島水族館にオブジェ『海の叫び魚(うお)』が7月13日(金)まで展示されている。半透明で高さ2m20cm、横2m30cm。NPO法人海さくらの古澤純一郎理事長は「海のごみで魚が苦しんでいることを知ってほしい」と呼びかけている。
同法人によると、海のごみの7割から8割が街から流れ、魚や海鳥が食べて、死んでいるという。ごみ拾いの活動の中で、何か伝えられないかと思い、魚型のごみ箱を作り、啓発しようと企画が始動。ふじさわ観光親善大使のつるの剛士さんにデザインを依頼し、ごみ箱が完成した。
同法人の古澤代表は「街と海はつながっていて、ごみが流れつくことを知ってほしい。環境のことを考えるきっかけにしてもらえれば」と話す。
海岸清掃イベントも
新江ノ島水族館が地域と共に海岸のごみ拾いをしようと毎月第3日曜日に行っている「えのすいecoデー」が100回目を迎え、同法人と日本財団と共同で17日、ビーチクリーンイベントを開催。約500人が参加し、海岸清掃ではたばこの吸い殻やペットボトルなど約390kgのごみが集まった。オブジェの除幕式も行われ、参加者はビーチクリーンで拾ったごみをオブジェに詰め込んだ。また、ecoデー100回を記念し、えのすいeco親善大使のDJ・HAGGYさんに同館代表取締役社長の堀一久さんから感謝状が贈られた。
7月14日には渋谷でごみ拾いを行い、もう一体のオブジェにごみを詰め込むイベントを開催。藤沢市役所には2体のオブジェの展示を予定している。
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