トマトの生産・販売をする井出トマト農園(宮原)が9月11日、優秀なネットショップを表彰する「カラーミーショップ大賞2018」(カラーミーショップ主催)の「地域賞」を受賞した。2011年にネット通販を始めた井出寿利代表は、「トマトを支持してくれるお客様のおかげ」と感謝の言葉を口にする。
この大賞は、全国の4万5千以上のネットショップの中から、デザインや成長率などを審査し、優秀な店を表彰する。今年は、主催者が審査した上位500店を対象に、ネット上での一般投票と最終審査の結果から、大賞、優秀賞、地域賞など6部門で39店舗が表彰された。
地域賞は、国内7つのエリアを代表する21店舗へ贈られるもので、同農園は、農林水産大臣賞の受賞経験もある商品力の高さと、前年比で売り上げが4倍、販売件数が5倍と大きく飛躍したことが評価された。
「また食べたい」の期待に応え成長
同農園が、ネットショップをオープンしたのは7年前。当時はトマトを栽培することが第一で、商品のPRや販路開拓などは二の次だったが、市内外から注文が増えたことから、「ネット上で商品の説明から購入までできたら便利だろう」と運営を開始した。
最初は知名度もなく、注文は月5〜10件ほど。それでも「『また食べたい』と言ってくるお客さんの期待に応えたい」と、トマトの品質の向上はもちろん、販売品種も増やし、ケチャップやトマトジュースといった加工品も手掛けるように。
トマトやオリジナル商品の評判は口コミで広がり、テレビや新聞などのメディアでも取り上げられた。それが宣伝効果を生み販売件数は増加、今では注文は月300件、年間で数千万円を売り上げるようになった。
今後は、トマトを材料に使用したカレーやミネストローネスープなどのレトルト商品の販売を予定している。
井出代表は「まだまだ成功への途中。スタッフみんなで努力して、皆様に喜んでもらい、地域に井出トマト農園があってよかったと思ってもらいたい」と話した。
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