洋裁師 土田真由美さん
50年、育んだ技と「価値」
1月10日
2014年に65万部超のベストセラーになり、翌年映画化された『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』の主人公、小林さやかさん(31)の講演会が14日に市民会館で開催された。
主催は、学校以外の学びの選択した親子をサポートする団体「ホームスクーリングで輝くみらいタウンプロジェクト」。子どもの不登校や教育に悩んでいる人に聞いてもらおうと企画したもので、約120人が参加した。
小林さんは冒頭、「ビリギャルは受験の話でなく、家族の話であり私の母の物語」と説明。「どんなときも母親が自分を信じていてくれたことが合格につながった」と語った。小林さんの妹も不登校だった時期があり、母親は無理に行かせることなく受け止めていた。そんな母親の子育ては周りに否定されていたが、理解してくれたのが著者で小林さんの塾の講師だった坪田信貴さんだったという。「当時ギャルの私の話を真剣に聞いてくれた初めての大人だった」と振り返り、「慶応合格というワクワクする目標を設定し、勉強を教えるのではなくて”併走”してくれた」と語った。
主催者の小沼陽子さんは「不登校に悩むと自己肯定感が低くなりがち。子どもを信じ続ける大切さを考えるきっかけになれば」と話した。
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