6月25日に内閣府主催「女性のチャレンジ賞特別部門賞」を受賞した 小林 コトミさん 湘南台在勤 40歳
女性が働きやすい社会へ
○…起業やNPO法人の活動などで、活躍している女性を表彰する内閣府主催の「女性のチャレンジ賞」の特別部門賞を受賞した。今回のテーマは「多様な選択を可能にする学びの充実」。異なる仕事を持った人たちが集まり作業場をシェアする「コワーキングスペース」を運営するなど、女性が社会へ一歩踏み出せるように背中を押す活動が評価され、市内で初の受賞となった。「地域の女性たちが、もっと挑戦して、活躍できるようになれば」と意気込む。
○…元々エンジニアとして東京のIT会社に勤務していた。子育てのため退職し、子どもが1歳の時に復帰しようと始めた就職活動では、50社以上の会社に落ち、「社会復帰はこんなに難しいものか」と実感した。転機は2014年、女性就労支援の企画を湘南ビジネスコンテストに応募し賞を受賞したこと。「周りから評価されて、必要とされていることが分かった」と自信が湧き、「女性が働きやすい社会」の手助けをしようと起業を決意した。
○…昨年は湘南台で「地域の女性が学び合う環境を提供しよう」とコワーキングを兼ねた学習塾を運営する(株)シードハウスを設立した。そのほか主婦がすきま時間でプログラミングを学べるアプリや横浜で女性専用のコワーキングスペースをはじめるなど活動もしている。「一人ではできないところを補い合い、支え合うことで目標に近づけている気がする」
○…家庭と仕事は切り離さない。あえて娘を仕事場に連れていくという。「子どもの視野も広がるし、大人も子ども目線から社会を見ると気づきが多く、双方にメリットがある」と微笑む。「とりあえずやってみようが私のモットー。女性が持っているスキルやアイデアを活かしてほしい」
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