安全対策で2千億円増
新湘南バイパスがある城南地区と横浜市栄区を将来的に地下トンネルなどでつなぐ「横浜湘南道路」の開通時期が2024年度の見通しになることが17日、明らかになった。国土交通省関東地方整備局と東日本高速道路が16日、圏央道連絡調整会議で県と横浜市に説明した。
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横浜湘南道路は、首都圏中央連絡自動車道(圏央道)の一部として「横浜環状南線」(25年度開通予定)とともに整備が進められている。当初は20年度の開通を予定していたが、掘削現場で発生する可燃性ガス(メタンガス)が濃いことやトンネル壁の厚さ基準が変更になるなど課題が浮上。安全に施工する技術確認のため、昨年8月に開通が遅れる見通しを示していた。
具体的には、トンネルを地中で接合する際に特殊な施工でガスがトンネル内に流入するのを防ぐ。また上下線のトンネル間が狭くなる区間は計器による計測管理を実施し、安全対策を図る。
同局によると、横浜環状南線と合わせた事業費は7320億円から1兆420億円に増える見込み。横浜湘南道路単独では2千億円増になる。
横浜湘南道路は湘南バイパスの藤沢インターチェンジ(IC)と高速横浜環状南線の(仮称)栄IC・JCT間約7・5Kmをつなぐ。トンネル区間は約5・4Km(上下線10・8Km)。
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