ボウリングの実業団日本一を決める「第37回全日本実業団都市対抗選手権大会」が先月31日から2日にかけ、三重県の津グランドボウルで開かれ、鵠沼神明の日本精工藤沢ボウリング部が初優勝を果たした。
全国47の市区町村から72チームが参加。4人チーム戦で日本一をかけ熱い戦いを繰り広げた。この大会は、4人が順番を決め1フレームずつ投げていく「ベーカー方式」と呼ばれる決勝戦が特徴で、予選を突破する実力と、決勝を勝ち抜くためのチームワークが必要だといわれている。
予選は9ゲームの合計得点の上位24チームが勝ち抜け。決勝は12チームによるグループ戦を勝ち抜いた2チームによる優勝決定戦で、日本一を決める。
日本精工は、予選を10位で通過。優勝決定戦では、JFE西日本A(広島県)と大接戦を演じた。試合は第10フレームを迎え15ピン差。日本精工は1投目にストライクを出せば逆転優勝、出せなければ敗戦が決まる場面。ここでエースの斎藤祐太さん(24)が投げたボールは、ゆるやかな曲線を描きセンターピンをとらえ、見事ストライクを決めた。
斎藤さんは大きくガッツポーズ、チームメイトも歓声を上げ、力強いハイタッチを繰り返した。
チームワークが勝利の切り札
大会には、5人の選手が出場した。国内最高峰の大会で優勝経験のある斎藤さんをはじめ、ベテランの村上悦男さん(63)、入社3年目ながらボウリング歴の長い小西菖平さん(21)、入社してからボウリングを始めた、小林猛さん(53)と中川和紀さん(35)。年齢も実力も違う5人だが、3日間の大会の中では、選手交代を行いながら戦い抜いた。
斎藤さんは「一人ひとりの選手が繋いでくれたおかげで、優勝を勝ち取ることができた。チームワークの勝利」と勝因を語った。
次の目標は、今年11月に開かれる全日本実業団選手権の優勝。実業団大会の中で最も権威ある大会で、5人チーム戦で優勝を争う。
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