駅伝実業団の強豪で知られるプレス工業の陸上競技部の選手がこのほど、石川小学校の児童の見守りに一役買った。分散登校期間中、授業の合間に子どもたちが過ごす「居場所」で一緒に遊んだり、自習の手助けをしたり。関係者らは「せっかくできたご縁。今後新しい取り組みにつなげられたら」と話している。
居場所は、学校再開後の分散登校に伴う市の事業。家庭の事情から自宅で過ごすことが難しい小学4年生以下の児童を対象に、1日から12日までの平日実施された。
見守り役を担うのは地域の青少年指導員ら。同校では担い手が不足していたため、市が学校の近所にある同社に協力を打診したところ同部が快諾。地域貢献活動の一環として、選手2人が期間中毎日同校に通った。
最終日、教室では10人ほどが折り紙をしたり、本を読んだり。教員免許を持つ滋野聖也さん(23)は「日頃の企業活動も地域の理解あってこそ。困っているときは少しでも力になれたら」、佐々木寛文さん(29)は「仲良くなってきたところだったので、終わってしまうのが少し寂しい」と話した。
今後子どもたちを対象にした「かけっこ教室」や講演などの構想があるといい、同校の細川淳子校長は「今回をきっかけに選手と子どもたちの交流が広がってくれたらうれしい」と話した。
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