道路交通法上は原動機付自転車に扱いで車道を走らなければいけない「電動キックボード」が10月から来年3月までの半年間、藤沢市内の自転車専用レーンで走行可能になる。警察庁が先月30日に公表した特例案に基づく実証実験の一環。今後シェアリング事業を展開する企業が一般向けに車両を貸し出し、利用者ニーズや安全面を調査するという。
電動キックボードはモーターで動く次世代型の乗り物。コンパクトで小回りが利くなどの利点があり、欧米では導入が進んでいる。
国内の走行には運転免許証が必要で、ナンバーを取得の上、ウインカーなどの方向指示器などを車体に取り付け、ヘルメット着用が義務付けられている。
特例は、電動キックボードを扱う事業者からの要望に経産省や警察庁が応じるもので、産業競争力強化の視点から認められた。
県内では藤沢のみ
藤沢市内では、電動キックボードなどのシェアリングサービス「ema(エマ)」を運営するmymerit(マイメリット)社が実験を予定。立ち乗りの1人乗り二輪車で、足で地面を蹴って起動させ、アクセルやブレーキはハンドルレバーで操作する。動力は電動モーターで最高速度は時速20Km。
予定地域は、県内では藤沢市のみ。そのほか東京都世田谷区、新宿区、千代田区や福岡市などが予定されている。
市内の対象エリアなど詳細は4日時点では不明。9月1日まで実施されているパブリックコメントを踏まえて正式決定される。
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