プレス工業陸上部(遠藤)の監督に就任した 下里 和義さん 菖蒲沢在住 39歳
日本一を追い駆ける
○…「日本一を目指したい」。全日本実業団駅伝(ニューイヤー駅伝)に11年連続出場するなど全国レベルの陸上部の指揮を任された。学生時代から常に目標は「日本一」。監督となってもその夢を追い駆け続ける。「自分なりの新しいプレス工業をつくりたい」と熱い口調で語る。
○…同部へは2015年に上岡宏次前監督の誘いを受け、選手兼コーチとして入部した。向上心が高く持前のリーダーシップで牽引。3年前に現役を退きヘッドコーチとして選手育成に携わっていた。陸上だけでなく仕事との両立の理念を掲げている同部。いくつかの実業団を経験した自身も「選手たちには、陸上でだけでなく、社会人として人間性も磨いてほしい。応援される選手であってほしい」という。
○…生まれは三浦市。中学から陸上を始め、強豪校である藤沢翔陵高校から神奈川大学へ進学。箱根駅伝に3度出場し、4年では3区の区間賞を獲得。その後も日産自動車、小森コーポレーションなどの実業団で活躍した。意思が強く情熱的な性格で周囲からの信頼も厚く、引退レースとなった琵琶湖マラソンには、その人柄を慕い学生時代の仲間や同僚、親族など大勢が集まり最後の走りを見守ったという。「選手生活で一番印象的だった。うれしかった」と笑顔を見せる。
○…陸上一筋の人生だが、今年はニューイヤー駅伝出場が叶わず、年末年始を自宅で過ごすことに。大会の無い正月は、学生時代から数え19年ぶり。「張り合いが無い時間に感じた。来年は必ず試合会場で過ごしたい」とリベンジを誓う。好きな言葉は「美点凝視」。「人の短所を見るのでなく、長所を見つけるのが得意な性格。選手の良いところを伸ばしていきたい」と意気込んだ。
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