臨場感たっぷりに紙芝居を披露する半田さん（右）とあんぢさん
「この島の形知ってる人？」「にっぽん！」。そんな元気なやりとりが室内に響く。
朝日町にあるちびっこ保育園で20日、辻堂在住の紙芝居師、ゴリラせんせいこと半田拓也さんと、都内で活動するあんぢさんによる「古事記」の紙芝居が披露された。
この企画は市内で４つの保育園を運営する幼児武道教育振興会の島田博之理事長が今年４月に立ち上げたＮＰＯ法人紙芝居プロジェクトの初公演。同ＮＰＯ法人は島田さんが半田さんとの交流の中で、日本の伝統文化と呼べる紙芝居が存続の危機にあることを知り、保全、普及するために設立。場や機会の提供、後継者育成、オリジナルを含めた作品の供給を進めていくという。
初公演を振り返り「園児たちも食い入るように見ていた」と島田さん。「半田さんたちと協力し、藤沢から全国の子どもたちにこの魅力を届けたい」と意欲を語った。
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