新型コロナウイルスのワクチン接種について、藤沢市は23日の記者会見で、5月10日から順次予約を始めると発表した。まずは85歳以上の約2万人を対象とし、接種に必要なクーポン券を23日から発送する。病院や診療所約160の接種実施機関で5月17日から接種開始を予定しているという。
ワクチンは5月9日までに11箱が届く見込み。それに合わせて市は高齢者の一般接種をスタートさせる。重症化のリスクを考慮し、23日から年齢の高い順にクーポン券を発送。予約は5月10日から、接種開始は同17日を予定している。
実施機関は各戸配布されている5月10日号の「広報ふじさわ」で病院と診療所の約160機関を案内する。対象者は各自、接種実施機関に電話で予約する。市保健所地域保健課は「コールセンターや病院、診療所への問い合わせ状況をふまえて混乱がないよう順次クーポンを発送していく」としている。
6月末までに発送完了予定
住民接種について市はこれまで、75歳以上の接種希望する入院患者480人に1回目の接種を行っている。
国は65歳以上の高齢者に向けたワクチンが6月末までに供給する見通しを示していることから市は、市内に約10万7千人いる同対象者に対し「遅くとも6月末までにはクーポン券の発送を完了する」とし、「ワクチン供給量と市民の希望状況、各機関の接種状況をみながら混乱がないよう進めていく」と話した。
そのほか、5月26日から予定されている医療従事者が勤務先ではなく他の医療機関でワクチンを接種する他院接種に合わせて集団接種のトレーニングを実施。集団接種会場へのワクチン配送については、タクシー協会と市薬剤師会と協力して行うよう検討しているという。
連休中も感染予防を
記者会見同日、鈴木恒夫市長は5月の連休中の各自の感染症対策の徹底を呼び掛けた。イベントの中止や延期、縮小も行われているとした上で、「感染リスクに注意しながら行動を」と話した。また、市外県外の人へ対しては「県をまたいでの移動はできるだけ自粛を」と話した。
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