新型コロナウイルスの感染拡大で昨夏開設を見送った市内3海水浴場(片瀬東浜、片瀬西浜・鵠沼海岸、辻堂)が2年ぶりに開設されることになった。県のガイドラインに基づいて感染防止対策を実施した上で、海水浴客らを出迎える。辻堂を除く2海水浴場は7月3日に海開きする。
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26日、市や海水浴場組合などから成る市夏期海岸対策協議会(鈴木恒夫会長)の総会=写真=が行われ、今夏の開設や感染対策を踏まえた市独自のルールを決定した。
昨年は県が海の家の完全予約制など厳しい基準を設け、県内25カ所全ての海水浴場が設置を断念。今夏は一般の飲食店並みの基準に緩和されたことで、3海水浴場が開設の意向を示していた。
総会では、基本的な感染対策や衛生面の条件を定めた県ガイドラインに加え、8本の骨子からなる独自ルールを策定。砂浜での飲酒禁止や通常の会話を妨げるような音響機器の制限、海の家での酌や回し飲み禁止などを盛り込んだ。
総会後、鈴木市長は「市独自のルールなどで海の安心安全を守っていく」と述べ、江の島海水浴場協同組合の森井裕幸理事長は「身を引き締めて感染症対策を万全にしていきたい」と話した。
一方、海水浴場の開設を巡っては県内で判断が分かれており、同日、由比ガ浜海水浴場など3海水浴場を抱える鎌倉市は昨年に続き、今夏の開設を断念すると発表した。
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