硬式野球ボーイズリーグの中学生日本一を決める「日本少年野球選手権大会」の決勝戦が7日、和歌山市の紀三井寺公園野球場で行われ、湘南クラブが4対1で県央宇都宮ボーイズ(栃木)に勝利し14年振り2回目の優勝を果たした。全国約800チームの頂点に立った。
全国約800チームの頂点
延長戦までもつれた試合を制すと選手はマウンドで輪を作り、人差し指を高く立てた――。
対戦相手の宇都宮ボーイズは春の大会で日本一になった強豪。湘南クラブは2回にスクイズで1点を先制されると、相手投手を打ち崩せず最終7回へ。粘るナインが2アウトながら1、3塁のチャンス作ると、緊迫した場面で相手投手の牽制する素振りがボークの判定。同点に追いつく。
延長8回、先頭打者の1番、主将の城田陸外野手(高浜中)が2塁打でチャンスを作ると一挙に3得点。投げては4回から登板したエース藤田琉生投手(羽鳥中)が相手の反撃を許さなかった。
城田選手は試合後のインタビューで「言葉にならないほどうれしい。チーム一丸となって戦えた」と喜びを語った。
将来有望な選手たち
田代栄次監督は優勝までの5試合で準々決勝をポイントに上げる。普段は外野手の益岡潤平選手(鵠沼中)を先発投手で起用。5回無失点の好投で、それまで2試合5失点していたチームの流れを変えた。他にも、チームを牽引した城田選手、身長190cmの左腕、藤田選手など将来有望な選手が力を発揮した。「選手たちが諦めず自分たちの力を信じて戦ってくれた」
14年前は、現中日ドラゴンズの高橋周平選手を擁して日本一となった同チーム。これから、高校、大学、そしてプロの世界へと進む可能性のある選手たちの活躍に期待がかかる。
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