ロボットが紫外線を照射し手すりを除菌
建物内を自動走行しながら紫外線を照射して除菌するロボットの実証実験が９日、辻堂市民センターで行われた。市が進める「藤沢市ロボット未来社会推進プロジェクト」の取り組みの一環。
エイチ・シー・ネットワークス（株）＝東京都＝協力のもと実施。コロナ禍に対応したロボット活用を目指し、不特定多数が来訪する公共施設での課題抽出を目的に２時間ほど自動走行を行った。
運用したのはシンテックホズミ社製の「ＡＩＳＬＥ Ｔｏｗｅｒ ＵＶ照射パッケージ」。自治体庁舎内で同ロボットの実証実験を行うのは初で、あらかじめ設定したルートを時速３００ｍほどのゆっくりとした速さで進み、手すりやベンチ、配架されたパンフレットに紫外線を照射した。
同社によると、使用する紫外線は人体に影響がなく、新型コロナウイルスを99・９％除菌することが可能という。
鈴木恒夫市長は「コロナ禍で高まった市民の清潔への意識に対し、ロボットを活用できれば」とコメントした。
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