成人式が10日、2年ぶりに藤沢市民会館で開かれた。式典は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、市内をエリア分けした3部制で実施。検温や消毒、マスクの着用、会場内の「3密」防止に加え、式典の時間短縮、一部オンライン配信を実施するなど、感染対策を徹底して行われた。
旧友との再会に感謝
市によると今年の新成人は4212人。昨年より31人多かった。
会場では真新しいスーツや華やかな振り袖をまとった新成人たちが久しぶりの仲間との再会に喜びを分かち合っていた。六会中学校出身の4人組の女性たちは、行事の中止や自粛ばかりだった2年間を顧み、「式を開催してくれて本当にありがたい」とマスク越しにあふれる笑顔を見せた。
当日は3部合計1972人が参加。式典では記念事業として、県立湘南台高校吹奏楽部の演奏や動画で実行委員会の紹介などが行われた。一方で、例年の抽選会やビデオメッセージの紹介などは無く極力簡素化。国歌や市歌も歌わず「静聴」とするなど感染対策を徹底し、例年の90分から50分に短縮して行われた。
2022年市成人式実行委員会実行委員長の萱森夏廉さん(20)は「2〜3日前から感染者が急増していて正直昨日まで開催できるか不安だった。今日この日を迎えられて本当に良かった」と安堵の表情を見せた。
昨年7月末から準備を進めてきた10人の同実行委員たち。テーマを「LIGHT 輝け未来(あす)への一歩」とし、市のシンボルである江の島のように輝き、明るい未来に向かって進んでいこうと同級生へエールを送った。萱森さんは「久しぶりに友人たちと思い出話をして、初心を振り返る大切な節目の式となった」と話した。
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