慶応大学の寮生のオアシスにもなっているキッチンカー
慶応大学湘南藤沢キャンパス前にある相模ハム直売店駐車場（遠藤４２６２）に毎週土曜、キッチンカーが出店している。多い時には３台が開店、周辺住民らを楽しませているこのキッチンカーの誘致は、地元経営者と店舗が協力し「支援」として実現した。
仕掛けたのは市内でカーコーティングの会社を経営する栗岡豊さん。およそ１年前、友人との雑談の中で「コロナ禍でキッチンカーの方々が大変」と聞いたことがきっかけだ。「何かできないか」と妻の由紀子さんに話すと、勤めている直売店の相原大介店長に相談。相原店長は「困っているのなら、ぜひ協力したい」と快諾。話が進み来店者が多い土曜日に駐車場を貸してくれるようになったという。
出店するキッチンカーも栗岡さん自ら探して交渉。現在では７台が週替わりで出店している。
出店者の一人クラレポキッチンオーナーの綿引健太さんは「無店舗なので補助金もなく苦しい状況の中、営業チャンスをくれたことはとても助かる」とコメント。
毎週のように顔を出すという近くで寮生活をしている慶応大学１年の山下陽輝さんは、帰国も登校もできない留学生が多い寮生活を背景に「食事を楽しむことはもちろん、地元の方々と交流が持てることがうれしい」と話した。
「相模ハムさんのご協力もある。今後も続けていくのでぜひお立ち寄りを」と栗岡さん。
出店しているキッチンカーは以下の通り。
クラレポキッチン（カレー）▽ＴＯＮ ＫＩＴＣＨＥＮ（豚丼）▽キッチン・エミュー（揚げパン＆スープ）▽こっしークレープ（クレープ）▽クッカーズ・グリル（ハンバーガー）▽ＣＩＰ ＣＩＰ（ピザ・ホットドッグ）▽titi's芋（焼き芋）。
仕掛け人の栗岡さん
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