総務省が先月28日公表した2021年の人口移動報告によると、藤沢市の人口移動は転入者が転出者を上回る「転入超過」が4554人となり全国で8位となった。また、年齢区分による調べでは14歳以下の転入者が県内最多の708人で全国でも7位となり、ファミリー層の転入が多い傾向が見られた。
藤沢市の転入超過者数は20年に比べ1310人増加し、全国で12位から8位に順位を上げた。年齢区分別の動きを見ても14歳以下が7位(708人)、15〜64歳が9位(3599人)、65歳以上が13位(247人)で3区分で全国トップ20に入った。
藤沢市の担当者は今回の結果を受けて「14歳以下の転入は、子育て世帯の転入が多いということ、コロナ禍でさらに増えているのではないか」といい、都心へのアクセスや自然環境の良さ、子育て支援策の充実、テレワークの普及などを理由に挙げた。
東京都から転入増
東京都内からの人口の動きをみると、都内から藤沢への転入者は4512人。特別区部(23区)からは20年比で641人増加し、コロナ前の19年比では1354人増えた。東京都特別区部の転出先の20年との差では全国4位となっており、また、同年からの増加率も21・5%で2位と全国でも上位に入り、コロナの影響により都内から移り住む人々が増加傾向にあることが分かった。
湘南エリアが人気
今回、神奈川県は都道府県別で転入超過が最も多かった。中でも転入が多かったのが湘南エリアで、14歳以下では藤沢市に次ぎ茅ヶ崎市が11位(522人)、鎌倉市(370人)が19位と全国でも上位に。また、コロナ禍で東京都特別区部の転出者数も増加しており、都心からの移住先の受け皿になっていることが見てとれる。
今回の統計では、東京都の転入超過者数が14年以降で最小を記録。23区に限ると、初めて人口流出を示す「転出超過」となった。
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