鵠沼海岸の老人福祉センター「湘南なぎさ荘」を拠点に活動する「なぎさ句会」の富岡幸生さん(87)の作品が、和真メガネ藤沢店(南藤沢22の2春日ビル)の3階に展示されている。同会会員15人が詠んだ句に富岡さんが付け句と絵を添えた約20点を展示。富岡さんは「音楽でいうと、二重奏、三重奏のような妙味を楽しんでもらえたら」と話している。
「限りなく伸びるクレーン秋の空―宇宙の塵を集める今の世」
澄んだ秋空に伸びていくクレーンの情景を詠んだ五七五の発句に、広大な宇宙を連想させる七七の付け句と、墨と水彩で描かれたビル工事をするクレーン車の絵が添えられている。
5年程前から定期的に、会員の詠んだ発句に、絵と添え句を施し、絵はがきにした便りを渡していた富岡さん。会員から好評を得て、初の展示会を開くことになったという。富岡さんは「俳句は季語など約束事が多いが、その枠を越えて自由に詠むことで、新しい世界の広がりを楽しんでいる」と話した。
展示は2月28日(月)まで。同店営業時間は午前10時から午後8時。
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