NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の世界観が楽しめる大河ドラマ館が1日、鶴岡八幡宮(鎌倉市雪ノ下)境内の「鎌倉文華館 鶴岡ミュージアム」2階に開館した。
会場には、登場人物を紹介するデジタルサイネージや幕府を開いた御所を再現したジオラマ、キャストが着用した撮影衣装などを一堂に展示。北条義時や源頼朝になりきって撮影したり、13人で画面に向かって手を挙げると特別な演出が楽しめる体感展示もある。
4Kスクリーンでは、撮影の裏側やキャストへのインタビューなど、ドラマ館だけのオリジナル映像も放映している。
1日の開館式典では、黒岩祐治県知事や鶴岡八幡宮の吉田茂穂宮司らがテープカットを行い、開館を祝った。
同ドラマ鎌倉市推進協議会の久保田陽彦会長は「頼朝公はよく知っていても北条義時がどんな人物かよく知らない市民は多いはず。皆さんもぜひ義時がどんな人物かを知り、新しい鎌倉を発見してもらえたら」と話す。
開館日に来場した鎌倉市在住の50代女性は「歴史好きで、鎌倉が舞台ということで足を運んだ。(脚本の三谷幸喜さんが)これからどれだけ地元をいじってくれるか楽しみ」と話していた。
展示内容は今後、放送に合わせてリニューアルを重ねていくという。
期間は来年1月9日まで。開館は午前9時30分から午後5時。チケットは高校生以上千円、小中学生は500円。日時指定制(定員制)を導入しており、チケット購入サイトでの事前購入や日時指定での来場を呼び掛けている。予定数に達していなければ窓口でも購入できる。
問い合わせは同館【電話】0467・39・5306へ。
大庭景親も鎌倉入り!?
鎌倉芸術館(同市大船)で先月23日、「大河ドラマ鎌倉殿の13人スペシャルコンサート」が開催され、ドラマで藤沢ゆかりの大庭景親を演じる國村隼さん(66)=写真=がゲストとして駆けつけた。國村さんは、石橋山の名乗り合いのシーンを「ガキのけんかのイメージで臨んだ」といった撮影秘話を披露した。
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