不完全燃焼の高校生へ最高のステージを――。
コロナ禍で学園祭や体育祭など発表の機会が失われた高校生らにパフォーマンスを披露する場を提供しようと21日、片瀬西浜で「THE POWER OF KOUKOUSEI」と銘打ったイベントが初開催された。
市民団体「フジサワキカク」と藤沢市から成る「#フジサワの高校生プロジェクト」が主催。ステージ装飾や機材提供などイベント趣旨に賛同する地元企業が協力。プロのMCやミュージシャンも花を添え、この日限りのステージが実現した。
この日は事前応募した14組が出演。バンド演奏やダンスなど、思い思いのパフォーマンスを全力で披露し、ビーチに集まった観客を沸かせた。
書道家になるのが夢という羽鳥在住の荒井理紗子さん(18)は書道パフォーマンスを披露。曲に合わせて筆を走らせ、「夢 情熱 輝け 青春 友との絆 己を信じ いざ突き進め 魂」と一気に書き上げた。「高校生活では不完全燃焼の繰り返しで、全力を出せたことがありがたかった。企画を考えてくれた人には感謝しかない」とはにかんだ。
イベントを企画した同団体副代表の沢田真洋さん(30)は「高校生には大人にないパワーがある。恒例のイベントに育て、まちぐるみで若者を応援する風土を育む一助にもしたい」と話した。
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