神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
藤沢版 公開:2022年4月29日 エリアトップへ

藤澤浮世絵館で企画展 国貞と広重 比べて魅力再発見

文化

公開:2022年4月29日

  • X
  • LINE
  • hatena
歌川国貞「東海道五十三次之内 沼津図」
歌川国貞「東海道五十三次之内 沼津図」

 江戸時代の浮世絵師、歌川国貞と歌川広重の作品を並べて比較する企画展が、辻堂神台の藤澤浮世絵館で始まった。「美人東海道の風景にみる国貞と広重のつながり」と銘打ち、国貞の「東海道五十三次之内」(通称:美人東海道)と広重の「東海道五拾三次之内」(通称:保永堂版東海道)を合わせて展示。人気絵師の構図の妙と表現の魅力をひもとく。6月26日まで。

     ◇

 国貞と広重は、ともに1800年頃に活躍。構図が類似している理由は、当時売れっ子浮世絵師だった国貞に、同じく売れ筋だった広重の「保永堂版東海道」に目を付けた版元が、真似て描くよう依頼したことがきっかけと考えられている。

美人東海道一堂に

 「東海道五十三次之内 沼津図」と「東海道五拾三次之内 沼津 黄昏図」(復刻版)は作風は異なるが、構図に注目すると、夜の月や手前に流れる川、夜道を歩く人々という類似点を持つ。広重の横長の絵に対し、要素を凝縮し、コンパクトに描いたのが国貞の作品といわれる。

 同展では構図の共通点だけでなく、2人の絵師による表現の違いにも注目。「江戸時代の出版業界を取り巻く浮世絵師たちの関係性から、作品からの引用や影響によって培われた豊かな絵画表現をぜひご観覧ください」と同館。

 展示数は100点超。

関連企画で、5月15日(日)と6月11日(土)には学芸員による見どころ解説(各日午前11時と午後3時から30分・各回定員20人)などもある。

 入館無料。開館は午前10時から午後7時(入館は午後6時30分まで)。月曜休館。

 問い合わせは同館【電話】0466・33・0111。

歌川広重「東海道五拾三次之内 沼津 黄昏図」(復刻版)
歌川広重「東海道五拾三次之内 沼津 黄昏図」(復刻版)

㈱平和堂典礼

藤沢市辻堂神台2-2-41 0120-59-6999

https://heiwadou.com/sp/

<PR>

藤沢版のローカルニュース最新6

市長動向

市長動向

鈴木恒夫藤沢市長

9月16日

『魔笛』に子ども招待

第25回藤沢市民オペラ

『魔笛』に子ども招待

9月13日

日大藤沢が3連覇

インハイ重量挙げ

日大藤沢が3連覇

心と体を鍛え抜く

9月13日

濱田さん2大会連続金

クライミングユース世界選手権

濱田さん2大会連続金

仲田さんも3位入賞

9月13日

店主もお客も子ども

店主もお客も子ども

川名御霊神社で屋台ずらり

9月13日

新シーズン 狙うは「ベスト4」

新シーズン 狙うは「ベスト4」

湘南BCが新体制発表

9月13日

あっとほーむデスク

  • 9月13日0:00更新

  • 9月6日0:00更新

  • 8月30日0:00更新

藤沢版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年9月16日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook