サッカークラブ江の島FCを運営する(株)ENOSHIMAFCの代表取締役に就任した 浜田 真帆さん 横浜市在住 25歳
迷いなく前へ
○…競技としてのサッカーは未経験。それでも人生の半分以上をサッカーと過ごしてきた。当初は純粋なサポーター。14歳で熱烈な「推し」の選手が出来てからは、選手のセカンドキャリアに目を向け、できることを模索してきた。「サッカーしかやってきていないから苦労するのではなく、サッカーをやってきたから道が開ける。そんな世界を作りたい」。活動の指針が形作られた。
○…少しでも選手の気持ちに寄り添いたい。その思いから「慶応義塾体育会ソッカー部」マネジャーに。就職後も本業の傍ら、社会人チームの広報などに携わった。昨年、江ノ電沿線などを中心とした湘東地域をホームタウンにするサッカークラブとして設立された江の島FCの考えに共感し、チームに参加。選手のキャリア支援や営業、広報まで多岐にわたる活躍が認められ、今年当初、代表取締役就任を打診された。「大好きなサッカーで社会課題解決のために挑戦できる」。迷いなく即決した。
○…海だけではない湘南の魅力発信にも力を入れる。砂浜や砂防林を守る活動もそのひとつだ。高校時代には、大好きな地元の柑橘・湘南ゴールドの研究を始め、大学ではブランディングについて学んだ。「地元の大切な資源。いつか自分の湘南ゴールド農園を持ちたい」と微笑む。
○…江の島FCがめざすのは「世界一泣けるサッカーチーム」。資金面で他チームにかなわないのなら、多様な背景を持つ選手らのストーリーを武器にしていく。4月には女子チームも発足。男子は2030年のJリーグ加盟、女子は23年のなでしこリーグ挑戦が目標となる。「ピッチで戦うのは選手だけど、選手の背中を押せる経営陣でありたい。できないことなんてないです」
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