全国高校サッカー選手権県2次予選決勝が13日、ニッパツ三ツ沢球技場で行われ、日大藤沢(亀井野)が湘南工科大学付属(辻堂西海岸)を破り優勝、3年ぶり6度目の全国大会の切符を手にした。佐藤輝勝監督は「チーム日大藤沢、全員輝いた勝利」と称えた。
今夏のインターハイ県代表決定戦で苦杯をなめた日大藤沢が3対1で雪辱を果たした。
佐藤監督が大きな勝因として挙げたのは選手、ベンチ、応援スタンド、部員一丸となった「チーム日大藤沢」の心強さ。「思い出すと涙が出る」としながら佐藤監督は、決勝前日、応援スタンドに入ることとなった3年生部員が涙ながらに伝えた言葉を紹介。「苦しくなったらスタンドを見ろと言ってくれた。それが立て直しになって、勝ちにつながった」と話す。
試合は延長戦にもつれこむ激戦。前半37分、日大藤沢の強みのセットプレーでアッパ勇輝選手がヘディングで先制。湘南工科大付属も高い技術でボールを支配するも、日大藤沢の堅守にはばまれていた。そのまま終わるかと思われた後半ロスタイム。湘南工科大学付属で途中出場の橋山翔太選手が同点弾。追い上げムードで、延長戦へ。
それを断ち切ったのは日大藤沢の武器だった。延長前半、宮崎達也選手のコーナーキックが直接ゴールに吸い込まれ勝ち越し。続いて同後半、吉田亘之介選手が3点目を獲得。勝負を決めた。
終了の笛が鳴ると激戦を物語るように多くの選手が歓喜の中ピッチに倒れ込んだ。
試合後、佐藤監督は「上手さでは神奈川ナンバー1だと思っている」と湘南工科大付属を評価。苦しい時間も多く「どれだけ粘れるかがすごく大事だと伝えてきた。本当に彼らがよくやってくれた」とコメント。全国に向けては「神奈川の代表として日本チャンプを目指したい。ただ我々はチャレンジャー。選手たちと1カ月準備したい」と話した。
同点弾を決められ苦しい延長を迎える中、「焦らず自分たちのサッカーを続けるぞ」とチームを鼓舞し続けた主将の岡本亜鶴選手は「日本一を絶対とる」と力強く述べた。
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