鵠沼神明在住の葉山茂英さん(71)=人物風土記で紹介=がこのほど、『秤(はかり)と錘(おもり)の考古学』=写真=を同成社から刊行した。葉山さんがこれまで続けてきた「弥生時代から中世までの秤と錘の問題」についてまとめ上げた力作だ。
弥生時代の秤用の錘は、各地・各時代の遺跡から出土している。葉山さんは秤の中でも「棹秤」と呼ばれる、目もりの付いたさおの片側に物をかけ、もう片側に錘を吊るして動かしながら量を測る道具に着目。中国との交易などに絡めながら、特性や弥生時代から古墳時代にかけての棹秤の重要性について説いている。
A5判、234頁。税別6千円。書店での注文やインターネットなどで販売している。図書館や研究施設に寄贈も予定しており、葉山さんは「考古学に関心持つ人が増えたら」と話した。
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