神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
藤沢版 公開:2022年12月16日 エリアトップへ

視覚障害者にスマホ教室 点字図書館とKDDIがタッグ

コミュニティ社会

公開:2022年12月16日

  • X
  • LINE
  • hatena
スマホのタッチ操作を習う参加者(中央)
スマホのタッチ操作を習う参加者(中央)

 藤沢市点字図書館(湘南台)がKDDI南関東総支社と協力し、視覚障害者向けのスマートフォン教室を今秋から始めた。「ガラケー」が使用できなくなることを踏まえ、スマホの音声アシスタント機能を活用し、デジタルデバイド(情報格差)解消に向けた取り組みとして毎月開催。同社でも初の試みとなる。

 先月29日に開催された講座には、視覚障害のある市民2人が参加した。スマホ独自の機能を活用し、通話やメッセージなど基本となるアプリの起動と使い方を教える。

 「乙姫さんに電話して」「かしこまりました」。特定の言葉を呼び掛けることで自動で起動する音声アシスタント機能を活用。無事電話をかけることに成功した参加者は「思ったより簡単。楽しい」と喜んだ。

 「新規フェイスタイムを開くにはダブルタップします。残念ながらそれはできません」。一方、画面に表示された内容をスマホが自動で読み上げ、スワイプやタッチなどの特定の操作で指示を行うボイスオーバー機能は、思うような反応が出ず四苦八苦。タッチする速さやタイミングを調整しながら、なんとかアプリの起動に成功した。講師を務めた同社の佐嶋稔さんは「まだ改善点は多い」と話す。

 講座開始のきっかけは昨秋、KDDI社がボランティア活動の場を求めて訪れていた同館で「ガラケーが使えなくなる不安と、ボタンのないスマホの使い方を教えてほしいという利用者の声が多い」と聞いたことが発端。同社では視覚障害者向けの講座は未経験だったが、今後、より広いデジタルデバイド対策が必要とされるとして、初の取り組みを開始した。今春からお試し会を重ね、今回の事業化に至ったという。

 同館職員の瀬戸あかねさんは「行政からのお知らせなど社会のデジタル化が進む一方で、困っている障害者の方を取り残してはいけない」と強調。佐嶋さんは防災士の資格も持つ観点から「スマホは暮らしを便利にするもの。ゆくゆくはアプリを使った災害時の避難支援なども伝えられたら」と話した。

㈱平和堂典礼

藤沢市辻堂神台2-2-41 0120-59-6999

https://heiwadou.com/sp/

<PR>

藤沢版のトップニュース最新6

産学医連携であす初開催

新湘南ウェルビーイングフェスタ

産学医連携であす初開催

次世代の健康管理や移動体験

11月22日

26年度で廃止か

ふれあい入浴事業

26年度で廃止か

「公平性に欠ける」監査で指摘

11月22日

市の説明会に不安の声

稲荷やすらぎ荘

市の説明会に不安の声

”閉鎖・廃止”勘繰る利用者も

11月15日

夢のマウンドへ

東海大相模藤田投手

夢のマウンドへ

羽鳥中出身 日ハム2位指名

11月15日

藤沢産バナナ初出荷

遠藤在住小林さん

藤沢産バナナ初出荷

JAさがみ直売所で今月末まで

11月8日

六会工区が開通

善行長後線

六会工区が開通

12月から、交通利便性向上

11月8日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 11月22日0:00更新

  • 11月15日0:00更新

  • 11月8日0:00更新

藤沢版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

平均歩数で景品ゲット

ふじさわ歩くPJ

平均歩数で景品ゲット スポーツ藤沢市

申込締切は11月30日(土)

11月1日~12月31日

藤沢版のイベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年11月22日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook