馬肉屋さくら商店 3周年記念 特別大感謝セール
11月23日㈭~11月29日㈬ 茅ヶ崎市元町4-9-1
藤沢市点字図書館(湘南台)がKDDI南関東総支社と協力し、視覚障害者向けのスマートフォン教室を今秋から始めた。「ガラケー」が使用できなくなることを踏まえ、スマホの音声アシスタント機能を活用し、デジタルデバイド(情報格差)解消に向けた取り組みとして毎月開催。同社でも初の試みとなる。
先月29日に開催された講座には、視覚障害のある市民2人が参加した。スマホ独自の機能を活用し、通話やメッセージなど基本となるアプリの起動と使い方を教える。
「乙姫さんに電話して」「かしこまりました」。特定の言葉を呼び掛けることで自動で起動する音声アシスタント機能を活用。無事電話をかけることに成功した参加者は「思ったより簡単。楽しい」と喜んだ。
「新規フェイスタイムを開くにはダブルタップします。残念ながらそれはできません」。一方、画面に表示された内容をスマホが自動で読み上げ、スワイプやタッチなどの特定の操作で指示を行うボイスオーバー機能は、思うような反応が出ず四苦八苦。タッチする速さやタイミングを調整しながら、なんとかアプリの起動に成功した。講師を務めた同社の佐嶋稔さんは「まだ改善点は多い」と話す。
講座開始のきっかけは昨秋、KDDI社がボランティア活動の場を求めて訪れていた同館で「ガラケーが使えなくなる不安と、ボタンのないスマホの使い方を教えてほしいという利用者の声が多い」と聞いたことが発端。同社では視覚障害者向けの講座は未経験だったが、今後、より広いデジタルデバイド対策が必要とされるとして、初の取り組みを開始した。今春からお試し会を重ね、今回の事業化に至ったという。
同館職員の瀬戸あかねさんは「行政からのお知らせなど社会のデジタル化が進む一方で、困っている障害者の方を取り残してはいけない」と強調。佐嶋さんは防災士の資格も持つ観点から「スマホは暮らしを便利にするもの。ゆくゆくはアプリを使った災害時の避難支援なども伝えられたら」と話した。
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