「第6回平和の輪をひろげるつどい」が先月28日、藤沢市の複合施設「Fプレイス」(本町1丁目)で行われた。公募市民で構成される「平和の輪をひろげる実行委員会」の主催。約150人が訪れ、学生や講師の話に耳を傾けながら、平和の尊さを再認識した。
第1部では、昨年8月に平和学習として長崎派遣事業に参加した学生らが発表。被爆者らへの取材を通じ、「核兵器があるから戦争がある。平和の大切さを多くの人に伝えたい」などと訴えた。
2部では東京大学学生で、AIを活用し原爆投下前の白黒写真をカラー化する「記憶の解凍」に取り組む庭田杏珠さんが講演。「戦争は過去ではなく、現代の問題でもある。多くの人に考えてほしい」と呼び掛けた。
3部では広島平和記念公園にある原爆の子の像のモデルになった佐々木禎子さんの甥で、シンガーソングライターの佐々木祐滋さんがライブ演奏。禎子さんが原爆症に苦しんだ体験をもとに作詞作曲した歌「INORI」を披露した。
この日、長崎派遣事業の報告をした米田ステファニー咲笑さん(18歳)は「庭田さんや佐々木さんのような活動ができるように小さいことから積み重ねていきたい」と話し、相模原から訪れた70代女性は「若い人がこのような経験をして平和教育がもっと広まっていってほしい」と語った。
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