藤沢市のふるさと納税の返礼品に、7日から、藤澤浮世絵館所蔵の葛飾北斎「冨嶽三十六景 相州江の嶌(しま)」が加わった=写真。ふるさと納税サイト「さとふる」の寄付金額4万円の取り扱いで、限定30セット。
サイズは縦約15・7cm、横約22・5cm。茶色の額縁に額装される。藤沢にあるリン版画工房が手掛け、和紙に木版と樹脂版8版の手刷りで制作された。昨年度の同館開館5周年記念で限定販売され、50セットがすぐに完売となったものを復刻したという。
同作は江戸時代を代表する浮世絵師、葛飾北斎(1760-1849)の人気シリーズ。江の島は江戸時代から観光地として知られ、多くの浮世絵の題材とされてきた。同作はほか絵師と比較すると平坦に描かれ、漢画的な要素が強く、山水画を思わせる魅力があるとされる。
同館所蔵の江戸時代当時の作品は、同館で開催されている企画展「蔦屋版東海道と追分道の文化 広重〈視覚〉の追求『橋、渡し、追分』」で展示されている。
問い合わせは同館【電話】0466・33・0111。
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