相模湾沿岸で獲れる「春シラス」が好調だ。3月11日の解禁から不漁が続いた昨シーズンとは一転、4月に入ってからは特に堅調で推移しており、漁師らは観光客で賑わう大型連休に向け、さらなる豊漁に期待を寄せている。
「この時期にこれだけ獲れれば上出来」。10日、片瀬海岸にある濱野水産の男性従業員(40)は釜揚げシラスの加工に追われながら笑みを浮かべた。同網元ではこの日、約300kgを水揚げした。
加工作業には10人ほどの従業員総出であたる。大釜で数分茹でた後、「せいろ」と呼ばれる網にあげ、天日に当てながら専用の道具で手早くまぜて水気を切る。「茹でるとき縮れるのが鮮度が良い証拠」という。特徴はふっくらとした口あたりと甘み。しばらくは旬の味覚が楽しめそうだ。
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