湘南工科大学付属高校3年の浜地沙羅さん(17)=茅ヶ崎市常磐町=と弟の櫂依(かい)さん(15)=同=があす6月24日と25日、スペインで開かれるライフセービングの世界大会「I SPANISH INTERNATIONAL BEACH SERIES」に日本代表として出場する。世界の強豪を相手に「上位を目指してがんばりたい」と姉弟揃っての入賞を目指して意気込んでいる。
同大会ではビーチスプリントやサーフレース、ビーチフラッグスなど6種目を開催。競技を通じて迅速で正確な人命救助の技術を競う。
今回日本代表に選出されたのは男女各4人の計8人。沙羅さんはオープンカテゴリーで、櫂依さんはユースカテゴリーで選出された。
浜地姉弟はともに藤沢市の海岸を拠点とする西浜ライフセービングクラブに所属。沙羅さんは一昨年、4種目からなる「オーシャンウーマン」で、全日本で優勝した実績があり、昨年はイタリアで行われたユースの世界選手権にも出場した。
同選手権では惜しくも入賞には手が届かず、「世界のレベルを知った」と振り返り、今大会での雪辱を目指す。
一方、櫂依さんは国際大会に初出場。「自分の実力がどれほどなのか分からないが、世界を知る良い機会。得意なボードレースで3位には入りたい」と上位入賞を狙う。
両親の影響で競技を始めた2人。母の妃斗美さん(43)は「沙羅はメンタルの波があるが、体力があり何でもこなせる。櫂依はこれからだが、経験を積んで伸び盛りで勢いがある」と活躍に期待する。
32年豪五輪視野に
ライフセービングで心身を鍛え、競技に真剣に向き合ってきた2人。世界大会の先に見据えるのは、2032年にライフセービングの聖地・オーストラリアで開催されるブリスベン五輪だ。
現状では競技種目に選ばれるかは未知数だが、「種目に採用されたら、姉弟で出場したい」と声を揃える。
2人は今冬、文部科学省主催の「トビタテJAPAN」で同国に短期留学する予定といい、夢の実現に向かって歩みを進めている。
あす開幕するスペインの世界大会には同クラブ所属の新川将吾さん、三井結里花さんの出場も決まっている。
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