中古車販売大手のビッグモーター(東京都港区)の店舗周辺で、街路樹が各地で枯れていた問題を巡り、県道藤沢厚木線に面する藤沢店(石川)でも過去に除草剤が散布され、街路樹のケヤキ1本が枯れていたことが1日、分かった。道路管理者である県が同社への調査結果を公表した。
県によると、県内には同社20店舗があり、うち6店舗が県道に面する。県は一連の問題を受け、街路樹を植栽する場所がある3店舗(藤沢、平塚四之宮、横須賀)を調査。いずれの場所でも街路樹が枯れるなどの理由で2015年から計4本を県が伐採しており、各店に聞き取りを行った。
だが、店長の人事異動などで詳細が把握ができなかったため、県は先月28日、同社に事実確認を要請。これに対し、31日に同社から回答があり、藤沢店と平塚四之宮店で過去に除草剤をまいたことを認めた。時期や理由については説明がなかった。一方、横須賀については「まいていない」と回答したという。
同社は2店舗については「原状復帰について協議させてほしい」との意向を示しているといい、県は伐採や植え替えにかかった費用などの負担を求める方針。また県は近く3店舗の土壌調査を完了させる予定で、調査結果などを踏まえて県警に被害届の提出を検討するとしている。
|
<PR>
藤沢版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|